私は、東電とは縁もゆかりも無い企業に勤めていた。
しかし、福島第一の原発事故以後、放射能漏れを起こし、現在も危機的状況に瀕していることは、残念でならない。
政府は、この事故で、悪いのは”東電”だけのようなことを行っているが、本日(4/29)の産経新聞一面にも載っている(”東電叩きによる人災”)を読んで同感だったので日記に書くことにした。
今回の地震でもっとも想定外だったのは、”マグニチュード9”の地震は誰も想定していなかったことだ。
こんな地震が起こったら、何が起きても不思議では無いと思う。
被災され亡くなられた方や疎開されている方には、大変な思いで過ごされていると思いますが、今回の未曾有の災害を、一企業だけの責任で逃げようとしている政府に対しては腹立たしく思う。
東電は、国の指針に基づいて安全対策をやれるだけやり、万全を規したはずだったが、燃料棒の制御に失敗して現在に至ってしまった。
これには、今の政権と官僚の意思の疎通が欠如し、災害時のルールがリンクしていなかった事によるものが大である。
原発事故の後、首相自ら現地に出向き、現状把握をすることがいかに愚作であったか、今となってはこのとき官僚とのコミニケーションがしっかりしていれば、水素爆発は止められた可能性が高い。
わたし自身は、始め、直ぐに収束するだろうと安易に考えていたが、だんだん現地の状態をTVで見たり、政府の言っている事が、”大本営発表”で有ることを察知し、挙句は放射能レベルが上がっていったため、一時本気で疎開まで考えていた。
この際、東電だけを悪者にするのでなく、国で原発及び被災者を正常なレベルまで持っていくのが必要なのではないかと思う。